ランチェスター戦略は業種業態に関わらず、全てに応用可能な経営論です。その理由は物理学からの応用にある点です。物理学の基本は法則性にあります。過去の物理学者は新しい法則の発見にしのぎを削ってきました。その一人がフレデリック・ウイリアム・ランチェスターでした。彼が発表したランチェスター法則を更に展開させたのがバーナード・クープマンです、クープマンはクープマンモデル式を編み出し、競争の原理を構築しました。その後、1962年に故田岡信夫先生と斧田大公望先生のお二人がクープマンモデルの解析から市場シェアの3大数値を導き出しました。73.9%、41.7%、26.1% この3つのシェアを示したことで、ライバルとの関係性と戦い方、戦略の構築に至るまで、ランチェスター法則が経営論に上り詰めることが出来ました。
市場シェア目標値
市場シェア理論こそがランチェスター戦略であると言っても過言ではないほど、日本の経営界に大きなインパクト与えました。その中でも、ランチェスター戦略が最も効果性を発揮する業種が建築業界だと考えています。何故なら、ランチェスター戦略の中でも最も業績に与える影響力を持つのが地域シェア獲得を目的とする地域戦略です。建築業で言えば、自社が商圏とする地域で建築数1位のシェアを獲得することが目的となりますが、建築物は他の業種に比べ高額であり、尚且つ耐久性とインパクトがあります。特に住宅は、個人の私的な買い物としては最も高額であり、人生で最も長く関わる商品となります。それだけに建築棟数エリアNo.1工務店ともなれば地域への認知度と信頼は絶大であり、他の業種と比べると影響力を与えることが出来る業種なのです。一定のシェアを獲得すれば、その地域では老舗の位置づけとなり、有利な経営活動が永続的に展開できるのも建築業なのです。
自社の商圏
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株式会社ハードリングは経営コンサルタント業を20年営んでいます。発足当初から建築業に特化したコンサルタントをしてきました。2003年にランチェスター戦略と出会い、一貫して建築業のランチェスター戦略にこだわり現在に至っています。その間、関わってきた建築業の方々は数千人になるかと思います。現在も継続的に私の勉強会に来られる方々は400人を超え、建築業、建築関連メーカーからのセミナー依頼は年間150回以上を数えます。株式会社ハードリングは日本の建築業界で最もランチェスター戦略を駆使する経営コンサルタント会社です。